2014-15、2015-16タックルキングがポジション争う マティッチ「カンテが加わってくれてハッピー」

共存できればプレミア1堅い中盤に

共存できればプレミア1堅い中盤に

タックルキングのマティッチとカンテ photo/Getty Images

2014-15シーズンのプレミアリーグを制したチェルシーでは、中盤で相手の攻撃の芽を摘み取る194cmの大型MFネマニャ・マティッチが大活躍した。マティッチは2014-15シーズンにリーグ戦で101タックルを記録。これは2位のモルガン・シュナイデルラン(79回)に大きく差をつけたトップの数字だった。

一方、2015-16シーズンに大ブレイクしたのがレスター・シティMFエンゴロ・カンテだった。カンテはマティッチに対して169cmとかなり小柄だが、相手の懐に飛び込む上手さと相手の動きを読む勘の鋭さで125回ものタックルを成功させた。もちろんこれは昨季トップの数字だ。

そのカンテは今夏チェルシーに加入。マティッチは昨季評価を落としたものの、2014-15シーズンと2015-16シーズンのタックルキング2人がチームに揃う結果になった。昨季のパフォーマンスを見ればカンテの方が上と見られており、マティッチには退団の噂もある。しかし英『Squawka』によると、マティッチはカンテの加入を歓迎しており、ポジション争いに挑む準備があるとコメントした。
「チェルシーでプレイしたいと考えている選手は10万人といるはずで、だから常に競争がある。人生に競争はつきものだし、全ての選手が準備している。カンテは良い選手だし、僕は彼がチェルシーにクオリティを加えてくれると確信しているよ。彼は優れた選手だし、昨季彼と対戦するのは大変だった。でも僕は彼がチェルシーに加わってくれてハッピーだよ」

どちらも違うやり方でボールを刈り取るタイプの選手で、もし共存することができればチェルシーの中盤は非常に強固なものとなるだろう。ポジションを争うケースになった場合でもマティッチは準備が整っているようだが、身長差25cmの戦いを制するのはどちらか。

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