ウェールズの強さが分かるベイルの一言 「ウェールズはイタリアとアイスランドを混ぜたようなチーム」

堅守のイタリアと組織力のアイスランド

堅守のイタリアと組織力のアイスランド

ウェールズ代表を引っ張るベイルphoto/Getty Images

ここまで世界を驚かせる快進撃を続けているウェールズ代表は、なぜこれほどまでに強いのか。前線にレアル・マドリードでプレイするガレス・ベイルが構えていることも大きなポイントだが、それだけでベスト4に勝ち上がれるほどEUROは甘い大会ではない。

やはり大きな要因はチームとしての一体感、しっかりと整備された組織力だろう。伊『Gazzetta dello Sport』によると、ベイルはウェールズ代表のことを「イタリア代表とアイスランド代表を混ぜたようなチーム」と表現している。ウェールズはイタリアと同じ3バックをベースに戦っており、守備時にはほとんど全員が自陣まで戻って守備をする。さらにアイスランドと同じく一体感があり、チームとして団結していることがよく分かる。

準決勝ではレアルでチームメイトのクリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガル代表と対決するが、ベイルは「僕と彼の戦いにはならないよ。フットボールは22人でプレイするものだ。2人でやるものじゃない」とコメントし、組織で戦うことの重要性を説いている。
今回も選手層だけを見ればポルトガルの方が勝っており、ウェールズはいつも通り押し込まれる展開になることが予想される。しかしイタリアを思わせる堅守、アイスランドと同じ一体感を併せ持ったウェールズの方が組織力の面では上回っている。このまま決勝に進出すれば大きなサプライズとなるが、11対11の対決を制するのはどちらだ。

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