香川はダメだった。でもムヒタリアンならマンUでもいける! 米メディアが香川との違い伝える

香川とムヒタリアンの違いは

現在マンチェスター・ユナイテッドへの移籍に近づいていると言われているドルトムントMFヘンリク・ムヒタリアンは、このまま移籍すれば日本代表MF香川真司に続いてドルトムントからマンUへと向かうことになる。ムヒタリアンとて香川のようにプレミアリーグへの適応に苦労する可能性は十分にあるが、米『ESPN』はムヒタリアンが香川よりもはるかに良い時間を過ごすはずだと自信を持っている。

同メディアは香川には安定性、そして運が欠けていたと主張する。香川はマンUで本来のパフォーマンスを見せることができなかったが、香川は本職のトップ下で起用してもらえる機会がそれほど多くなかった。ボランチ、あるいはサイドでプレイさせられることもあり、香川にとってはやりづらい仕事が多かっただろう。

しかも、香川は決してマンUの補強戦略における目玉商品というわけではなかった。当時指揮を執っていたアレックス・ファーガソンが香川を評価していたのは確かだが、チーム力を劇的に上げる選手とまでは期待されていなかった。それに対し、ムヒタリアンはチームの再構築へ向けた目玉選手の1人だ。マンUはムヒタリアンを最大限活かせる環境を整えようとするだろう。
加えてムヒタリアンには香川が持っていない縦へのスピードがあり、サイドでのプレイも苦にしていない。仮にトップ下をウェイン・ルーニーに奪われたとしても、ムヒタリアンはサイドでも能力を発揮することができる。同メディアはジョゼ・モウリーニョのスタイルにムヒタリアンが完璧にフィットするはずと伝えており、よりフィジカルに優れるムヒタリアンであれば香川のように失敗に終わるケースは考えにくいと自信を見せている。
ただし、同メディアは香川の失敗が彼自身だけに責任があるわけではないともフォローしている。香川はチームが混乱期に向かっていく難しい状況に巻き込まれてしまい、チームもその混乱の中で香川の能力を最大限活かせなかった。これはマンUにも大きな責任がある。

香川よりもパスの精度など細かいテクニックでは劣るかもしれないが、ムヒタリアンはより直線的な選手だ。1人でも状況を打開できることを考えると、ムヒタリアンの方が使いやすい選手なのかもしれない。ムヒタリアンが移籍した場合には今後も香川との比較が続くだろうが、ムヒタリアンは混乱期から抜け出そうとするマンUでどんなプレイを見せてくれるのだろうか。

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