[速報EURO18]ドイツ対ポーランドは全く互角で今大会初のスコアレス エースにゴールは生まれず

決定機はポーランドのほうが多かったが

Group_C 第2節 ドイツ 0-0 ポーランド
2016年6月16日/サンドニ/現地21時キックオフ

初戦を勝利したチーム同士の対戦となったドイツ対ポーランド。歴史的な関わりも深く、今大会の予選でも対戦している。そのときの成績は1勝1敗の五分だ。とはいえ、それまでポーランドはドイツに18試合勝ちがなかったというデータもあり、ドイツ有利は揺るがない。また、レヴァンドフスキとノイアーなどバイエルン対決にも注目が集まる。

互いのことを知り尽くしている両チームの戦いは立ち上がりから堅い展開となる。クロースのショートパスとボアテングのロングパスを織り交ぜながら、ボールをキープするドイツ。一方のポーランドはブロックを作って、カウンターのチャンスをうかがう。しかし、時間が経つにつれて、ポーランドがアグレッシブに前からボールを奪い、試合を押し気味に進め始める。
その後は両チームとも守備で集中した動きを見せ、攻撃はやや停滞。結局前半は互いに枠内シュート0で終了する。

後半開始早々、それぞれミリクとゲッツェに決定的なチャンスが訪れるが、ともに生かせず、先制点は生まれない。しかしそれ以後、試合は前半よりもオープンな展開になり、相手ゴール前に近づく機会が増加する。

それでもなかなか両チームゴールを割ることはできず、流れを引き寄せたいドイツはシュールレ、マリオ・ゴメスといった攻撃的な選手を立て続けに投入。最後まで懸命に得点を求めて、ゴールへ迫るもネットを揺らすことはなく、試合終了を知らせる笛が鳴らされた。

ドイツはやはり最前線に頼れる選手がいないのが大きく響き、試合に影響したといえるだろう。ゲッツェでは相手に怖さを与えられず、マリオ・ゴメスではパス回しで貢献できない。大会中にこの問題を解決することはできるのだろうか。一方、ポーランドはレヴァンドフスキを中心に切れ味鋭いカウンターを見せるも、初戦で決勝点を挙げたミリクがブレーキとなってしまった。

[ドイツ代表]
監督 ヨアヒム・レーヴ

GK
マヌエル・ノイアー(バイエルン)
DF
ヨナス・ヘクター(ケルン)
マッツ・フンメルス(ドルトムント)
ジェローム・ボアテング(バイエルン)
ベネディクト・ヘベデス(シャルケ)
MF
サミ・ケディラ(ユヴェントス/イタリア)
トニ・クロース(レアル・マドリード/スペイン)
トーマス・ミュラー(バイエルン)
メスト・エジル(アーセナル/イングランド)
ユリアン・ドラクスラー(ヴォルフスブルク)
FW
マリオ・ゲッツェ(バイエルン)

交代出場
62分 アンドレ・シュールレ(ヴォルフスブルク)
(OUT マリオ・ゲッツェ)
72分 マリオ・ゴメス(ベシクタシュ/トルコ)
(OUT ユリアン・ドラクスラー)

[ポーランド代表]
監督 アダム・ナバウカ

GK
ウカシュ・ファビアンスキ(スウォンジー/イングランド)
DF
ウカシュ・ピシュチェク(ドルトムント/ドイツ)
カミル・グリク(トリノ/イタリア)
ミハウ・バズダン(レギア・ワルシャワ)
アルトゥール・イェンジェイチェク(レギア・ワルシャワ)
MF
グジェゴシュ・クリホヴィアク(セビージャ/スペイン)
クシストフ・モンチンスキ(ビスワ・クラクフ)
カミル・グロシツキ(レンヌ/フランス)
ヤクブ・ブワシュチコフスキ(フィオレンティーナ/イタリア)
FW
ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン/ドイツ)
アルカディウシュ・ミリク(アヤックス/オランダ)

交代出場
76分 トマシュ・ヨドウォビエツ(レギア・ワルシャワ)
(OUT クシストフ・モンチンスキ)
80分 バルトシュ・カプストゥカ(クラコビア)
(OUT ヤクブ・ブワシュチコフスキ)
87分 スワボミル・ペシュコ(レビア・グダニスク)
(OUT カミル・グロシツキ)
[得点]
なし

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