「もうスペイン代表のサッカーは目新しいものじゃない」 見慣れたポゼッションスタイルにチェコ監督がサプライズ宣言

13日にスペインと対戦するチェコ

EURO2016に出場しているチームの中でも、最も方向性がブレていないのがスペイン代表なのかもしれない。彼らはどんな試合でもポゼッションを高く保ったスタイルで戦っており、相手に合わせて守備的なスタイルに変えたりするケースはほとんどない。

13日に行われるチェコ代表との試合でも同じやり方でプレイしてくるはずで、チェコ代表を率いるパヴェル・ヴルバもそれを理解している。スペイン『as』によると、ヴルバは難しい試合になるのは分かっていると前置きしたうえで、もうスペイン代表の戦い方が目新しいものではなくなったともコメント。サプライズを起こしたいと意気込んでいる。

「私はスペインのテクニックを愛している。あれは天才的なものだよ。我々は彼らをリスペクトしている。だが、フットボールの世界において彼らのプレイスタイルはもう目新しいものじゃない。バイエルン、レアル、バルサも似たことをしているし、それと同じ形で今回もスペインは臨んでくるだろう。ボールを巧みに操り、全員で攻撃を仕掛けてくるんだ。だが、私は少しばかりサプライズを起こせると思っているよ」
「シルバ、セスク、イニエスタらを見られるのは楽しみだし、彼らがボールを持っている時は常に危険だ。タフな試合になるだろうけど、我々は持てる力を全て出して彼らを止めるよ。我々は自分たちの目標を達成したいと考えているし、全員でファイトするつもりだ」

試合展開はだいたい予想がつき、スペインがボールを支配してチェコが引いて守る展開となるだろう。この光景はここ数年のサッカー界では見慣れたものだが、ヴルバ率いるチェコは日常的になったスペインのポゼッションサッカーを相手にどうサプライズを起こすつもりなのだろうか。

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