[速報EURO5]モドリッチがスーパードライブシュート決める クロアチア、フランスW杯以来の偉業に向けまず1勝

クロアチアサポーターも大興奮

Group_D 第1節 トルコ 0-1 クロアチア
2016年6月12日 / パリ/ 現地15時キックオフ

トルコの1部リーグで優勝争いをしていたフェネルバフチェとベシクタシュのメンバーが中心に構成されたトルコ代表と、ユヴェントスFWマンジュキッチ、バルセロナMFラキティッチ、レアル・マドリードMFモドリッチらスター選手を擁するクロアチア代表による一戦。前半は慎重な立ち上がりを見せ、ジリジリと拮抗した展開が続く。

だが、前半終了間際に試合が動いた。41分、サイドからのクロスをトルコMFイナンがクリアを試みる。MFイナンの蹴りこんだボールは前方というよりも頭上高くへ飛ぶと、落ちてきたボールをクロアチアMFモドリッチが右足で蹴りこんでGKババジャンの手前でバウンドするドライブシュートを決めた。モドリッチは通算11ゴール目を記録し、均衡を破るゴールが生まれた。
後半は先制したクロアチアが猛攻を仕掛ける。52分にはペナルティエリア正面、絶好の位置でFKを獲得すると、DFスルナの放ったシュートはクロスバーを直撃する。さらに72分、FWマンジュキッチが右サイドからクロスを送り込むと、MFペリシッチがニアサイドでヘディングシュートを放つ。これもクロスバーを叩き、クロアチアはなかなか追加点を決めきれない。

トルコは3人目の交代枠で来季からドルトムントでプレイすることが決まっている18歳の新星、エムレ・モルを投入する。だが、守備時にはすばやい帰陣の見せるクロアチアに苦戦し決定機まで持ち込むことができない。

試合はそのまま終了し、クロアチアが1-0のスコアでトルコに競り勝った。トルコは3枚の交代カードを早めに使い切るも流れを引き寄せることができず、クロアチアがペースを握ったまま試合終了のホイッスルと聞いた。1998フランス・ワールドカップで3位となったクロアチア。現在の主力メンバーはキャリアハイを迎え、歴代最強ともいわれる。フランスW杯以来の偉業に向けて白星発進となった。

[トルコ代表]
監督 ファティ・テリム

GK
ボルカン・ババジャン (イスタンブールBB)

DF
ギョクハン・ギョニュル(フェネルバフチェ)
メフメト・トパル(フェネルバフチェ)
ハカン・バルタ(ガラタサライ)
ジャネル・エルキン(フェネルバフチェ)

MF
セルチュク・イナン(ガラタサライ)
オザン・トゥファン(フェネルバフチェ)
オウズハン・オジャクップ(ベシクタシュ)

FW
ハカン・チャルハノール(レヴァークーゼン/ドイツ)
ジェンク・トスン(ベシクタシュ)
アルダ・トゥラン (バルセロナ/スペイン)

交代出場
46分 MFヴォルカン・シェン(フェネルバフチェ)
(OUT オウズハン・オジャクップ)
65分 FWブラク・ユルマズ(北京国安/中国)
(OUT アルダ・トゥラン)
69分 MFエムレ・モル(ノアシャラン/デンマーク)
(OUT ジェンク・トスン)

[クロアチア代表]
監督 アンテ・チャチッチ

GK
ダニエル・スバシッチ (ASモナコ/フランス)

DF
ダリヨ・スルナ(シャフタール・ドネツク/ウクライナ)
ベドラン・チョルルカ(ロコモティフ・モスクワ/ロシア)
ドマゴイ・ビダ(ディナモ・キエフ/ウクライナ)
イバン・ストリニッチ(ナポリ/イタリア)

MF
ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード/スペイン)
ミラン・バデリ(フィオレンティーナ/イタリア)
マルセロ・ブロゾビッチ(インテル/イタリア)
イバン・ラキティッチ(バルセロナ/スペイン)
イバン・ペリシッチ(インテル/イタリア)

FW
マリオ・マンジュキッチ(ユヴェントス/イタリア)

交代出場
87分 FWアンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム/ドイツ)
(OUT イバン・ペリシッチ)
90分 DFゴルドン・シルデンフェルト
(OUT イバン・ラキティッチ)
90分 FWマルコ・ピアツァ
(OUT マリオ・マンジュキッチ)

※所属チームは、2015/16シーズンです。

[得点]
トルコ 0
クロアチア 1:モドリッチ(41)

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