[速報COPA12]ペルー、たったの13分で2得点 南米らしい閃き溢れる2ゴールでリードするもエクアドルに引き分け

技ありターンから先取点

Group_B 第2節 エクアドル 2-2 ペルー
2016年6月8日 /グレンデール/ 現地22時キックオフ

隣国のライバル同士による一戦。序盤からペルーが前回大会の得点王FWゲレーロを中心に押しこむ展開が続く。すると5分に試合が動いた。MFクエバがペナルティエリア正面のボールを受けると、ゴールに背を向けた状態で相手の股を通すターンを繰り出して抜き去る。閃き溢れるプレイでGKと1対1になると冷静にゴールに流し込み先制に成功する。さらに13分、ロングパスを前線で受けたMFフローレスが振り向きざまにシュートを放ち、追加点を奪取した。ペルーは初戦でブラジルと0-0で引き分けたエクアドルからたったの13分間で2得点をあげ、序盤にリードを広げる。

その後ペルーはディフェンスラインを下げて守備ブロックをつくり、エクアドルの攻撃を凌ぎながらカウンター攻撃を狙い試合をコントロールしているかに見えていたが、39分に潮目が変わる。FWエネル・バレンシアがディフェンスラインの裏へ巧みに抜けだすと、MFアントニオ・バレンシアから浮き玉のパスを受け、胸トラップからボレーシュートを突き刺して1点差に迫った。
後半立ち上がり、追いつきたいエクアドルはDFパレデスに代えてFWアヨビを投入し攻撃的な布陣に変更する。すると48分、連携したパス交換からMFモンテーロが左サイドを突破。モンテーロの横パスからFWボラーニョスが右足で無人のゴールに押し込んで同点に追いついた。その後は互いにゴール前に迫る白熱した展開となったが、スコアは動かずエクアドルとペルーは2-2のスコアで引き分けた。その結果、ペルーはグループステージを勝ち点4で2位、エクアドルは勝ち点2で3位となっている。

序盤に2失点を許したエクアドルだったが、前半終了間際と後半の立ち上がりと集中力の落ちる時間帯にしっかりと決定力を発揮して、引き分けに持ち込んでいる。

[エクアドル代表]
監督 グスタボ・キンテロス

GK
アレクサンデル・ドミンゲス(LDUキト)

DF
ワルテル・アヨビ(モンテレイ/メキシコ)
アルトゥーロ・ミナ(インディペンディエンテデルバジェ)
ガブリエル・アチリエル(エメレク)
ファン・カルロス・パレデス(ワトフォード/イングランド)

MF
アントニオ・バレンシア(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
カルロス・グルエソ(FCダラス/アメリカ)
クリスチャン・ノボア(FCロストフ/ロシア)
ジェフェルソン・モンテーロ(スウォンジー/イングランド)

FW
ミジェール・ボラーニョス(グレミオ/ブラジル)
エネル・バレンシア(ウェストハム/イングランド)

交代出場
46分 FWハイメ・アヨビ(ゴドイ・クルス/アルゼンチン)
(OUT ファン・カルロス・パレデス)
62分 MFフィデル・マルティネス(UNAMプーマス/メキシコ)
(OUT ボラーニョス)
88分 FWファン・カサレス(アトレチコ・ミネイロ/ブラジル)
(OUT ジェフェルソン・モンテーロ)

[ペルー代表]
監督 リカルド・ガレカ

GK
ペドロ・ガレセ(ファン・アウリチ)

DF
レンソ・レボレド(スポルティング・クリスタル)
クリスティアン・ラモス(フアン・アウリッチ)
アルベルト・ロドリゲス(スポルティング・クリスタル)
ミゲル・トラウコ(ウニベルシタリオ)

MF
レナト・タピア(フェイエノールト/オランダ)
オスカル・ビルチェス(アリアンサ・リマ)
アレハンドロ・ホーベル(ウニベルシダ・セサル・バジェホぺぺ)
クリスティアン・クエバ(トルーカ/メキシコ)
エディソン・フローレス(ウニベルシタリオ)

FW
パオロ・ゲレーロ(フラメンゴ/ブラジル)

交代出場
50分 FWアンディ・ポロ(ウニベルシタリオ・デポルテス)
(OUT アレハンドロ・ホーベル)
72分 FWラウール・ルイディアス(ウニベルシタリオ・デポルテス)
(OUT オスカル・ビルチェス)
79分 MFヨシマール・ヨトゥン(マルメ/スウェーデン)
(OUT エディソン・フローレス)

※所属チームは、2015/16シーズンです。

[得点]
エクアドル  2:エネル・バレンシア(39)、ボラーニョス(48)
ペルー 2:クエバ(5)、フローレス(13)

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