Group_D 第1節 アルゼンチン 0-0 チリ
2016年6月7日 /サンタクララ/ 現地22時キックオフ
前回大会の決勝戦と同じ顔合わせとなったアルゼンチンとチリの一戦。前回対戦のリベンジを狙うアルゼンチンはアンヘル・ディ・マリア、前回王者のチリはアレクシス・サンチェスを中心に縦に速いフットボールを展開。戦前の期待通り攻撃的な面白い戦いとなった。
アルゼンチンは1分にガイタンのシュートがバーを叩くと、22分にはコーナーキックからマルコス・ロホがゴール右に惜しくも外れるヘディングシュートを放つ。一方のチリは前半29分にビダルのパスを受けたサンチェスがシュートを放つも、アルゼンチン代表では守護神を務めるセルヒオ・ロメロが好セーブを披露。33分のサンチェスの直接フリーキックもしっかりキャッチし、得点を許さず0-0で前半を終える。
後半に入って輝きを放ったのはアルゼンチンの7番を背負うディ・マリアだった。51分、中盤でバネガがボールを奪うと、ディ・マリアへパス。ディ・マリアはこれを落ち着いてゴールに流し込み、アルゼンチンが先制に成功する。さらにその7分後、今度は中央をドリブルで駆け上がったディ・マリアが左から上がってきたバネガにパス。それをバネガが先ほどのディ・マリアと同じような角度からゴールに流し込んで2-0。ディ・マリアとバネガのコンビで一気にリードを広げる。
その後はチリがオレジャナ、ピニージャと攻撃的なカードを切って攻勢をかけ、それをアルゼンチンが待ち構えてカウンターを仕掛ける展開に。66分にはアルゼンチンがカウンターからセリエA得点王イグアインのシュートに繋げるも、ブラーボの好セーブで得点には至らず。
後半ロスタイムにはフリーキックからフエンサリダが意地のヘディングシュートを決めるが、反撃もここまで。アルゼンチンが2-1で勝利し、昨年決勝のリベンジを果たした。
[アルゼンチン代表]
監督 ヘラルド・マルティーノ
GK
セルヒオ・ロメロ(マンチェスター・U/イングランド)
DF
ガブリエル・メルカド(リーベル・プレート)
ニコラス・オタメンディ(マンチェスター・C/イングランド)
ラミロ・フネス・モリ(エヴァートン/イングランド)
マルコス・ロホ(マンチェスター・U/イングランド)
MF
ハビエル・マスチェラーノ(バルセロナ/スペイン)
アウグスト・フェルナンデス(アトレティコ・マドリード/スペイン)
ニコラス・ガイタン(ベンフィカ/ポルトガル)
アンヘル・ディ・マリア(PSG/フランス)
エベル・バネガ(セビージャ/スペイン)
FW
ゴンサロ・イグアイン(ナポリ/イタリア)
交代出場
74分 セルヒオ・アグエロ
(OUT ゴンサロ・イグアイン)
80分 エリック・ラメラ
(OUT アンヘル・ディ・マリア)
87分 マティアス・クラネビッテル
(OUT ニコラス・ガイタン)
[チリ代表]
監督 ファン・アントニオ・ピッツィ
GK
クラウディオ・ブラーボ(バルセロナ/スペイン)
DF
マウリシオ・イスラ(マルセイユ/フランス)
ガリー・メデル(インテル/イタリア)
ゴンサロ・ハラ(ウニベルシダ・デ・チリ)
エウゲニオ・メナ(サンパウロ/ブラジル)
MF
マルセロ・ディアス(セルタ/スペイン)
アルトゥーロ・ビダル(バイエルン/ドイツ)
チャルレス・アランギス(レヴァークーゼン/ドイツ)
ジャン・ボセジュール(コロコロ)
FW
エドゥアルド・バルガス(ホッフェンハイム/ドイツ)
アレクシス・サンチェス(アーセナル/イングランド)
交代出場
54分 ファビアン・オレジャナ
(OUT エウゲニオ・メナ)
68分 マウリシオ・ピニージャ
(OUT エドゥアルド・バルガス)
82分 ホセ・フエンサリダ
(OUT チャルレス・アランギス)
※所属チームは、2015/16シーズンです。
[得点]
アルゼンチン:アンヘル・ディ・マリア(51)、エベル・バネガ(59)
チリ:ホセ・ペドロ・フエンサリダ(90)