Group_C 第1節 メキシコ 3-1 ウルグアイ
2016年6月5日 /グレンデール/ 現地20時キックオフ
アトレティコ・マドリードのディエゴ・ゴディン、レヴァークーゼンのチチャリートことハビエル・エルナンデスなど世界のトップレベルで活躍する選手が多く揃うグループC注目の対戦となったメキシコとウルグアイの一戦。
両チームとも堅守を軸に手堅い戦いを見せるかと思われたが、試合はいきなり動いた。
メキシコは前半4分、左サイドからグアルダードがクロスを上げると、これをクリアしようとしたアルバロ・ペレイラの顔面に当たってゴールへ。注目の一戦はオウンゴールという意外な形でメキシコが先制する。
その後もメキシコが小刻みなパスワークと華麗なテクニックで主導権を握り、試合を支配する。一方のウルグアイは防戦一方の時間が続いていたが、前半29分にカバーニにチャンスが訪れる。カバーニは
ロデイロのスルーパスに抜け出してGKと1対1になると、右足でシュート。しかしこれはGKに防がれてしまい、前半最大の決定機を逃してしまう。
前半45分にはウルグアイのベシーノが2枚目のイエローカードを受けて退場処分となり、ウルグアイは嫌な空気のまま前半を終える。
後半からロデイロに代えてアルバロ・ゴンサレスを投入したウルグアイは、[4-3-2]のシステムで同点ゴールを目指す。すると58分、中盤でゴディンがボールを奪うと、そのまま攻め上がってカバーニ、ロランへと
パスを繋いでロランがシュート。しかし今度はロランがこの決定機をゴール左に外してしまう。コパ・デル・レイ決勝での負傷が原因でこの試合を欠場したルイス・スアレス不在を感じさせる展開となってしまう。
しかしウルグアイがその後もハイボールを軸に圧力をかけると、メキシコがこれに耐え切れずファウルを連発。73分にはグアルダードが2枚目のイエローカードを受けて退場し、両チームとも10人になってしまう。
すると、その直後のフリーキックにゴディンが得意のヘディングで合わせて1-1の同点に。
そこからは両チームとも2点目を目指してオープンな展開となるが、今度はメキシコがセットプレイのチャンスを活かす。85分、ショートコーナーを使って中へボールを送ると、味方のパスを受けたマルケスが右足一閃。
GKも反応できない強烈なゴールで2-1と再びリードする。さらに後半ロスタイムにはエレーラが頭で押し込んで3点目。試合を決定づける得点を奪う。
試合はそのまま終了。2人も退場者が出る熱い戦いを制したのはメキシコだった。一方のウルグアイはスアレスがいれば得点を奪えたと感じるシーンもあり、エースの不在が大きく響く結果となってしまった。
[メキシコ代表]
監督 ファン・カルロス・オソリオ
GK
アルフレド・タラベラ（トルーカ）
DF
ネストル・アラウホ（サントス・ラグーナ）
ラファエル・マルケス（アトラス）
エクトル・モレノ（PSV／オランダ）
MF
ディエゴ・レジェス（レアル・ソシエダ／スペイン）
エクトル・エレーラ（ポルト／ポルトガル）
アンドレス・グアルダード（PSV／オランダ）
ミゲル・ラジュン（ポルト／ポルトガル）
FW
ヘスス・コロナ（ポルト／ポルトガル）
ハビエル・アキーノ（ティグレス）
ハビエル・エルナンデス（レヴァークーゼン／ドイツ）
交代出場
55分 イルヴィン・ロサーノ
（OUT ハビエル・アキーノ）
61分 ヘスス・ドゥエニャス
（OUT ヘスス・コロナ）
83分 ラウール・ヒメネス
（OUT ハビエル・エルナンデス）
退場
アンドレス・グアルダード（73）
[ウルグアイ代表]
監督 オスカル・タバレス
GK
フェルナンド・ムスレラ（ガラタサライ／トルコ）
DF
マキシ・ペレイラ（ポルト／ポルトガル）
ホセ・マリア・ヒメネス（アトレティコ・マドリード／スペイン）
ディエゴ・ゴディン（アトレティコ・マドリード／スペイン）
アルバロ・ペレイラ（ヘタフェ／スペイン）
MF
マティアス・ベシーノ（フィオレンティーナ／イタリア）
エヒディオ・アレバロ・リオス（アトラス／メキシコ）
カルロス・サンチェス（モンテレイ／メキシコ）
ニコラス・ロデイロ（ボカ・ジュニオルス／アルゼンチン）
ディエゴ・ロラン（ボルドー／フランス）
FW
エディンソン・カバーニ（パリ・サンジェルマン／フランス）
交代出場
46分 アルバロ・ゴンサレス
（OUT ニコラス・ロデイロ）
60分 アベル・エルナンデス
（OUT ディエゴ・ロラン）
84分 ガストン・ラミレス
（OUT カルロス・サンチェス）
退場
45分 マティアス・ベシーノ
※所属チームは、2015/16シーズンです。
[得点]
メキシコ：OG（4）、マルケス（85）、エレーラ（90＋2）
ウルグアイ ゴディン（74）
