これぞテクノロジーの力? トルコ代表監督がケインのオフサイド証明に携帯電話を第4審判に見せる

携帯電話の映像でアピールか

携帯電話の映像でアピールか

トルコのファティ・テリム監督photo/Getty Images

22日に行われたイングランド代表とトルコ代表の一戦では、前半3分にイングランド代表FWハリー・ケインが決めた得点シーンがオフサイドだったのではと議論を呼んでいる。映像で見ると確かにケインはオフサイドポジションにいるようにも見えたが、得点は認められた。

これに納得できなかったのがトルコ側だ。ケインの得点が決まった約15分後に、トルコ代表監督のファティ・テリムがベンチから立ち上がり、第4審判に携帯電話を手渡したのだ。第4審判はその画面をじっと見つめていたが、英『Daily Mail』はケインがオフサイドだったという証拠映像を見せたのではないかと伝えている。

もちろんこの行為は許されるものではなく、これでケインの得点が取り消されることにはならない。しかし、疑惑のシーンを映像で確認することの重要性を感じさせるシーンだったのも確かだ。今回は親善試合だったものの、これがEURO2016本番で起きていればミスジャッジでは済まされない。
近年はテニスやバレーボールでも人間の目で判別しにくいプレイをテクノロジーを使って判定するシーンが増えており、サッカー界でも導入する動きがある。確認のためにプレイを止めてしまうことに反対する意見も出ているが、今回のトルコ代表の一件を考えるとテクノロジー導入は正しい判断なのかもしれない。

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