トッテナム、まさかの大敗で宿敵アーセナルを超えられず 結局3位でシーズン終了

降格が決まったニューカッスルの猛攻撃

降格が決まったニューカッスルの猛攻撃

まさかの大敗 photo/Getty Images

15日、プレミアリーグ最終節が行われ、ニューカッスルとトッテナムが対戦した。

この試合に勝てばトッテナムは宿敵アーセナルよりも上の順位で終えることができるため、いつも通りのメンバーで臨んでいる。一方のニューカッスルも降格は決まってしまったものの、ベストメンバーを並べホームでの最終戦に挑んだ。

試合は前半から驚きの幕開けを見せる。19分、ニューカッスルが左サイドを攻略し、ミトロビッチがクロスを足で落とすとワイナルドゥムが右足を振りぬき、ニューカッスルが先制する。さらに39分、シッソコのクロスからミトロビッチが力強いヘディングを叩き込み、ニューカッスルが追加点を挙げる。そしてこのまま前半が終了し、モチベーションがないと思われていたニューカッスルがまさかの2点リードで後半を迎えることになる。
最終節に情けない試合をしたくないトッテナムは2人メンバーを入れ替え、後半に向かう。そして61分、トッテナムが1点を返す。ゴール前のパス回しから最後は左サイドにいたラメラが得意の左足でニアを打ち抜き、1点差に迫る。また、67分にはミトロビッチが退場に追い込まれる。そのため地力で上回るトッテナムが盛り返すと思いきや、次のゴールはまたしてもニューカッスル。72分、ヴェルトンゲンがペナルティーエリア内でシッソコを倒し、PKを献上。これはワイナルドゥムが落ち着いて決め、ニューカッスルが追加点を挙げる。さらに84分、交代で入ったアーロンズがヤンマートのクロスから左足を振りぬき、4点目。とどめは86分、自陣でニューカッスルがボールを奪うとそのままアーロンズが持ち上がり、最後は駆け上がってきたヤンマートが落ち着いて流し込み、5点目を決める。結局試合はそのまま終了し、ホームのニューカッスルが2位トッテナム相手に5-1で大勝している。

この結果によってトッテナムは3位に後退し、今季も宿敵アーセナルより下の順位で終えることになってしまった。一方のニューカッスルは来季から2部リーグで戦うが、それに向けて明るい材料が見られる試合となっている。
[メンバー]

ニューカッスル:ダーロウ、ダメット、エンベンバ、ヤンマート、テイラー、コルバック、ワイナルドゥム(→アーロンズ 76)、シッソコ(→ステリー 84)、ティオテ(→シェルヴィ 62)、タウンゼント、ミトロビッチ(退場 67)

トッテナム:ロリス、ウォーカー(→シャドリ 71)、アルデルヴァイレルト、ヴェルトンゲン、ダイアー、デイビス、メイソン(→キャロル 46)、ラメラ、エリクセン、ソン・フンミン(→オノマフ 46)、ケイン

[スコア]
ニューカッスル 5-1 トッテナム

[得点者]
ニューカッスル:ワイナルドゥム(19、73)、ミトロビッチ(39)、アーロンズ(84)、ヤンマート(86)
トッテナム:ラメラ(61)

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