ユヴェントスは強すぎる 彼らがセリエAを支配していることが分かる9分という数字

もはや彼らを止めるチームは存在せず

もはや彼らを止めるチームは存在せず

ブッフォンがゴールを破られたのは4度だけphoto/Getty Images

今季序盤戦に大きく出遅れながら、後半戦に驚異の巻き返しを見せてセリエAを制したユヴェントス。彼らが今のイタリアサッカー界で圧倒的な実力を持っているのは明らかだが、そんな彼らの強さを証明するデータがある。

ユヴェントスは2016年に入って以降、サンプドリア、トリノ、ミラン、フィオレンティーナの4チームに1得点ずつしか決められていない。つまり彼らは2016年に4失点しかしていない。しかもユヴェントスが相手に先制点を与えたケースはほとんどなく、この4失点のうち先制点となったのはミランのDFアレックスが決めたゴールだけだ。

しかし、そのミラン戦でもユヴェントスはアレックスに得点を決められた9分後にFWマリオ・マンジュキッチの得点で試合を振り出しに戻し、後半にMFポール・ポグバが得点を決めて2-1で勝利を収めている。ユヴェントスが2016年のリーグ戦で相手にリードを許したのはこのミラン戦のみで、彼らは2016年に9分間しか相手にリードされた時間がなかったのだ。
伊『Gazzetta dello Sport』は9分間の数字を見るだけでユヴェントスがセリエAを圧倒的な力で支配しているのが分かると伝えており、もはや今のイタリアサッカー界にはユヴェントスを止められるチームなど存在しない。

ユヴェントスに残された最後の仕事はコッパ・イタリアを制することで、決勝戦の相手は唯一リードを許したミランだ。現在のミランは指揮官をクリスティアン・ブロッキに代えるなど混乱状態にあり、普通に戦えばユヴェントスが勝つだろう。

興味深いことに、ユヴェントスはリーグ戦残り3試合でカルピ、ヴェローナ、サンプドリアと対戦する。これは指揮官をブロッキに代えてからミランが戦った最初の3試合と全く同じカードで、ひとまずここでユヴェントスは完成度の違いを見せつけてくるだろう。

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