「若い頃のルーニーみたい」相手選手の腹部にパンチを見舞ったアリに元イングランド代表が苦言

フィオレンティーナ戦に続いて暴力行為が見られたアリ

フィオレンティーナ戦に続いて暴力行為が見られたアリ

腹部へのパンチが問題視されるアリphoto/Getty Images

首位レスター・シティを追うためにも勝利が絶対に必要だった2位トッテナムは、25日に格下のWBAと1-1で引き分けてしまった。結果的にレスターの優勝が大きく近づくことになり、トッテナムにとっては最悪のドローとなってしまった。しかも、最悪なのは試合結果だけではない。

この試合では年間最優秀若手選手賞を獲得したMFデル・アリがクラウディオ・ヤコブの腹部あたりを殴っているように見えるシーンが問題視されており、今後処分される可能性もある。アリはヨーロッ パリーグのフィオレンティーナ戦でも倒れた相手選手を蹴るような行為があり、指揮官マウリシオ・ポチェッティーノもこのプレイに不満を見せていた。

今回もフラストレーションの溜まる展開にイライラしていたのかもしれないが、解説を務めた元イングランド代表ジェイミー・キャラガー氏はアリの短気な性格を巧みに利用されたと考えている。また、その姿が若い頃のウェイン・ルーニーのように見えると語り、今回の出来事を振り返っている。
「ヨーロッパリーグのフィオレンティーナ戦でもあったけど、アリは再びこういうことに関与してしまった。この試合ではスタートからヤコブがアリをイライラさせていたし、アリも早い時間帯からのチャレンジを嫌がっていた 。初めからアリは罠にかかっていたんだ。彼らはアリが短気なタイプと知っているからね。こうした状況は若い頃のルーニーに見られたものだ」

アリは今夏のEURO2016でも主力としてプレイすることが期待されているが、こうしたラフプレイはチームに悪影響を与える可能性がある。過去にはルーニーもイライラを爆発させて代表チームに迷惑をかける場面もあったが、今大会ではアリの短気な部分が狙われることになるかもしれない。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ