[UEL]リヴァプール奇跡の大逆転 ドルトムント、前半10分で2得点と理想的な展開だったが……

先発出場の香川、先制ゴール演出するも

先発出場の香川、先制ゴール演出するも

反撃の1点目を決めたオリギ photo/Getty Images

日本代表MF香川真司の所属するドルトムントは14日、UEFAヨーロッパリーグ準々決勝2ndレグでリヴァプールと対戦。試合はリヴァプールの本拠地アンフィールドで行われ、香川は先発出場を果たす。

ドルトムントの本拠地で行われた1stレグでは、1-1で引き分けた両チーム。1stレグではベンチ入りを果たすも出場機会を与えられなかった香川が起点となって、先制ゴールを呼びこむ。試合が動いたのは開始早々の5分、ドルトムントがカウンター攻撃を仕掛け、MF香川がドリブルで前線へ持ち運んで、MFカストロにパスを供給。MFカストロの浮き玉のパスに合わせたFWオバメヤンが、シュートを蹴りこむとリヴァプールGKミニョレがブロック。こぼれたボールをMFムヒタリアンが押し込んで先制に成功する。

さらに4分後には、またもカウンター攻撃からエースのオバメヤンが追加点を重ね、前半10分でドルトムントが2点をリードする。リヴァプールはその後、FWオリギのシュートがポストを叩くなど幾度か決定機を迎えながらも、ゴールをこじ開けることができないまま前半を終える。
ベスト4に進出するためにも追いつきたいリヴァプール。後半立ち上がり、FWオリギが好調ぶりを発揮する。リヴァプールは連携したパスワークで中盤を突破すると、抜けだしたFWオリギがGKヴァイデンフェラーの股を抜くゴールを決めた。このゴール試合の流れを引き寄せたかに見えたが、左サイドを突破したドルトムントMFロイスが57分にDFフンメルスのパスから追加点を重ね、リヴァプールを突き放し3-1とする。

だが、リヴァプールはまだ諦めていなかった。66分、MFコウチーニョがMFミルナーとのパス交換から中央を突破し、狙いすましたミドルシュートをゴール右隅に決めた。さらに78分にはコーナーキックのチャンスからDFサコがヘディングシュートを決めて同点に追いつく。

猛追撃を見せたリヴァプールの勢いは止まらなかった。試合終盤のアディショナルタイム、DFロブレンがヘディングシュートを叩き込み、リヴァプールサポーターが「You'll never walk alone」を歌うなかで勝ち越し点を決める。リヴァプールは先制ゴールを許しながらも、4-3の打ち合いを制して2試合合計スコアを5-4としリヴァプールがベスト4進出を決めた。

[メンバー]
リヴァプール:ミニョレ、クライン、ロブレン、サコ、モレーノ、ミルナー、コウチーニョ、ロベルト・フィルミーノ(→アレン 62)、ララーナ(→スタリッジ 62)、エムレ・チャン(→ルーカス・レイバ 80)、オリギ

ドルトムント:ヴァイデンフェラー、ピシュチェク、ソクラテス、フンメルス、シュメルツァー、ヴァイグル、カストロ(→ギュンドアン 83)、ヒタリアン、香川(→ギンター 77)、ロイス(→アドリアン・ラモス 83)、オバメヤン

[スコア]
リヴァプール 4-3(2試合合計:5-4) ドルトムント

[得点者]
リヴァプール:オリギ(48)、コウチーニョ(66)、サコ(78)、ロブレン(90+)
ドルトムント:ムヒタリアン(5)、オバメヤン(9)、ロイス(57)

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