まるでTVゲームのよう……英紙がファン・ハールの起用法を問題視

選手をあらゆる場所で使うファン・ハール

選手をあらゆる場所で使うファン・ハール

選手の起用法定まらずphoto/Getty Images

マンチェスター・ユナイテッド指揮官のルイ・ファン・ハールは独特な哲学を持つ人物だが、その特徴がよく表れているのが選手の起用法だ。ファン・ハールは若手選手も含め複数の選手を起用しているが、1人の選手を複数のポジションで試す機会が非常に多い。

英『Daily Mail』が独自に集計したデータによると、今季ファン・ハールは選手の本職ではないポジションで起用するケースが38回あった。例えば今季ブレイクしたジェシー・リンガードだ。リンガードはサイドハーフとしてブレイクしたが、11月のワトフォード戦ではセンターフォワードで起用し、最近の試合では10番の位置でプレイしていることもある。同じく今季大ブレイクしたアントニー・マルシャルもセンターフォワード、左サイドハーフ、右サイドハーフの3つで起用されており、周囲からはセンターフォワードで起用すべきとの声が多い。少なくとも、カットインから利き足でシュートが打ちにくい右サイドでの起用は控えるべきだろう。

他にも便利屋となっているアシュリー・ヤングはサイドハ ーフに加えて両サイドバックも担当しているが、守備には大きな不安が残る。ベルギー代表監督マルク・ヴィルモッツがインサイドハーフで起用すべきと語ったマルアン・フェライニも、センターフォワードやトップ下など複数のポジションで起用されている。
同メディアはこれらの起用法に間違ったものが多いと伝えており、それもファン・ハールを評価できないポイントと批判している。負傷者が多かったことも原因の1つだが、あまりにもチームを固定できていない。同メディアはフェライニのFW起用などはハビエル・エルナンデスらを残しておけば防げたと指摘しており、選手の起用法から補強策まであらゆる点が問題視されている。

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