「日本代表ファンは僕の下の世代の話をしていますから」本田が日本代表と伊サッカー界の違いを語る

イタリアサッカー界の気に入らない点を指摘した本田

イタリアサッカー界の気に入らない点を指摘した本田

本田が語るイタリアサッカー界の欠点はphoto/Getty Images

これまでイタリアサッカー界の欠点を指摘してきたミランMF本田圭佑が、再びイタリアサッカー界に変化を促す発言をした。

伊『Football ITALIA』が伝えたところによると、本田はイタリアサッカー界の気に入らない点として勝利に執着しすぎるメンタリティを挙げた。イタリアでは勝利を重視するあまり世代交代が遅れる傾向にあり、それが世界の強豪国の流れに乗り遅れている原因の1つでもある。本田は日本でも世代交代についての議論があると語り、イタリアと日本の違いについて持論を展開した。

「イタリアのサッカーで気に入らない点を挙げるなら、メンタリティですね。人々は勝利にだけこだわっていて、リスクをかけようとしない。過去の成功にとらわれすぎています。ただ、他の欧州の国々と同じように変える力は持っていますよ」
「それは日本でも起こっています。僕は日本代表として2度ワールド カップに出場しましたが、まだ30歳にはなっていません。にもかかわらず、日本のファンはすでに僕より下の世代の話をしていますから。それはイタリアでは起こっていないことです。イタリアは未だ過去に成功したモデルにとらわれているので」

本田を含め、長友佑都や岡崎慎司など近年の日本代表を支えてきた選手たちは2018ワールドカップ時にはベテランの域に入っている。彼らに代わる絶対的な選手が出ていないことも問題で、現状では彼らに頼るしかない。もし本田や長友ら現在の主力選手の多くが2018ワールドカップに出場すれば、彼らにとってキャリア3度目のワールドカップということになり、これは世界の強豪国から見るとなかなかにレアなケースだろう。本田の言葉通り日本代表も リスクをかけた世代交代を考えるべきかもしれない。

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