武藤を前線でフィットさせたシュミット クロップやトゥヘルを超えていた

またマインツから優秀な指揮官が生まれる

ユルゲン・クロップ、トーマス・トゥヘルと優秀な指揮官を立て続けに輩出しているマインツから、また1人名将が生まれようとしている。

『ブンデスリーガ公式サイト』によると、現在マインツで指揮を執るマルティン・シュミットはクロップとトゥヘルを上回る成績を残している。シュミットは1試合平均1・5点の勝ち点を獲得しているが、マインツ時代のクロップは1・1、トゥヘルは1・4とシュミットを下回っている。さらに勝率でもシュミットは2人を上回っており、クロップは28・4%、トゥヘル は38・2%、シュミットは44・7%だ。

シュミット率いるマインツは2日に首位バイエルンをアウェイの地で沈め、今季ホーム初黒星をつけてみせた。この試合ではバイエルンが7割近くボールを支配する展開となったが、シュミット率いるマインツは統率された守備とハードワークを武器に2点を奪って勝利した。そしてこれこそシュミットの持ち味でもある。なぜならシュミットの才能を見出してマインツに引き抜いたのはトゥヘルで、彼はシュミットの守備戦術に惚れ込んでいたのだ。今回のバイエルン戦ではシュミットの守備戦術がワールドクラスの相手にも通用すると証明されることになった。
そして同メディアはシュミットが発掘した選手としてマインツGKロリス・カリウス、DFシュテファン・ベルらを紹介したが、FC東京からやってきたFW武藤嘉紀も大発掘だ。現在は負傷離脱しているが、今季前半戦でユヌス・マリとコンビを組んだ武藤は世界を驚かせるパフォーマンスを披露している。武藤のポテンシャルが高かったのも事実だが、武藤を前線でフィットさせたシュミットの手腕は評価されるべきだろう。

今後シュミットはさらなるビッグクラブへとステップアップを果たすことになるかもしれず、マインツの指揮官がまた世界から注目を浴びている。

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