ピケでもラモスでもT・シウバでもない! 伊メディアが推す現代最高のセンターバックは誰だ!?

欠点が見つからない最高のセンターバックか

現代のセンターバックは、相手の攻撃を跳ね返す能力に加えて攻撃の出発点になることも求められる厳しいポジションだ。さらに危険を察知する能力、後方からチームをまとめるリーダーシップ、熱くなりすぎない冷静なメンタルと様々な要素を兼ね備えておかなければならない。では、それらの能力を高次元で備える現代最高のセンターバックは誰なのか。

1対1を制する圧倒的な身体能力を誇るレアル・マドリードのセルヒオ・ラモス、常に安定していてパフォーマンスにムラがないパリ・サンジェルマンのチアゴ ・シウバ、バルセロナのポゼッションサッカーを後方から支えるジェラール・ピケと複数の候補がいる中、伊『Calciomercato』はユヴェントスのレオナルド・ボヌッチを推している。

ボヌッチは守備能力の高さはもちろん、昨季もアンドレア・ピルロが封じられたときに後方からパスを繋ぐ役割を担うなど、攻撃面でもチームに貢献できる。ボヌッチにテクニックがあることは2月28日のインテル戦で華麗なボレーシュートを決めたことでも証明されている。バイエルン指揮官のジョゼップ・グアルディオラもボヌッチを高く評価しており、現代で最も優れたセンターバックかもしれない。
同メディアの行ったアンケートでは、60%の人がボヌッチを世界最高のセンターバックに選んでおり、次いでチアゴ・シウバが26%、アトレティコ・マドリードのディエゴ・ゴディンが3%、セルヒオ・ラモスが3%と続いている。他にもマンチェスター・シティのヴァンサン・コンパニ、バイエルンのジェローム・ボアテング、ドルトムントのマッツ・フンメルスも候補者に挙がっていたが、得票率ではボヌッチが群を抜いている。

さらにボヌッチのキャリアで見逃せないのは、ジョルジョ・キエッリーニ、アンドレア・バルザッリ、ジャンルイジ・ブッフォンらトップレベルの守備職人と一緒にプレイしていることだ。彼らから得た知識は大きく、今何をすべきなのかの判断がしっかりしている。ボヌッチは決してド派手な選手ではないが、その安定感と欠点の少なさは世界最高のセンターバックの称号にふさわしいものではないだろうか。

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