テリーさよなら記念 彼はやはりプレミアリーグ史上最高のDFだった!

今一度知っておくべきレジェンドの記録

先日、クラブとの契約を延長しないことを明かしたチェルシーDFジョン・テリー。指揮官のフース・ヒディンクは残留の可能性もあると語っているが、キャリアの終わりが近付いているのは確かだ。英『Sky Sport』は現在までのテリーの様々なスタッツを紹介し、いかに優れたDFなのかを伝えている。このスタッツを見れば、やはりテリーこそがプレミアリーグ最強のセンターバックと思うことだろう。

まずテリーはDFとしてリーグ史上4位となる477試合に出場している。上にいるのは元リヴァプールのジェイミー・キャラガーで508試合、元マンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナンドが504試合、元アーセナルのソル・キャンベルが503試合となっている。

しかしテリーの凄いところは、クリーンシートの数だ。出場試合数ではテリーを上回っているキャンベルは153回、ファーディナンドは189回、キャラガーは195回なのに対し、テリーは212回とリーグ最多記録を保持している。クリーンシート達成率は44.4%となっており、これは211試合に出場して95回のクリーンシートを達成した元マンチェスター・ユナイテッドDFネマニャ・ビディッチ(45%)、255試合で115回の元アーセナルDFトニー・アダムス(45.1%)に次いで3番目に高い達成率だ。
そして何より驚きなのがテリーの得点数だ。テリーはDFとしてリーグ最多の40ゴールを決めており、セットプレイの強さは世界でも指折りだ。テリーに続くのは、かつてエヴァートンなどでプレイしたデイビッド・アンスワースで38ゴール、リーズ・ユナイテッドなどでプレイしたイアン・ハートが28ゴール、現エヴァートンのレイトン・ベインズが26ゴールとなっている。しかし彼らは高精度のキックを持っており、アンスワースは38ゴールの うちPKが22本、ハートは10本、ベインズは15本とPKからの得点が多い。一方でテリーはPKを蹴るような器用な選手ではなく、PKによるゴールは0だ。

守備の堅さはもちろん、DFとしては飛び抜けた得点能力、周囲をまとめるリーダーシップなどを考慮するとテリーはプレミアリーグ史上最高のDFなのかもしれない。果たしてチェルシーはこんなレジェンドを易々と放出するべきなのか。もう1度考え直してみるべきだろう。

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