正直者のアラバ、“世界一のDFになれる”という評価にも「将来的には中盤でプレイしたい」

契約延長に関する明言は避ける

バイエルンに所属するオーストリア代表DFダビド・アラバがチームでの自身の立ち位置について話している。

アラバはバイエルンの下部組織出身の選手で、2010年、当時の指揮官であったファン・ハール監督に見いだされトップチームにデビューを果たした。その後、めきめきと頭角を現した同選手はヨーロッパを代表するサイドバックにまで成長した。独『AZ』のインタビューに応えた同選手は印象的な言葉を残している。

今シーズン、ケガ人続出で苦しい台所事情だったこともあり、CBとしての起用もあったアラバ。それに関して同選手は「確かにそこでもプレイはできると思っている。ただ、お気に入りのポジションではないし、左サイドバックや中盤のほうが快適だね。でも、監督に言われた場所でチームを助けたいと思っている」と正直に話した。
続けて、「グアルディオラ監督は君に世界一のDFになれると言ったそうだけど、中盤で一番の選手にはなりたくない?」という質問に対しては、「選手にとって一番になるという目標は必要なものだけど、僕は将来的には中盤でプレイしたい。それを隠すつもりはない。でも僕はいくつかのポジションでプレイできる。今、サイドバックで見せているようにね」とオーストリア代表でプレイしているような高い位置での起用を将来的には求めていることを認めた。

また、ミュラーやボアテングなど昨年末に主力選手が契約を延長したことについては、「僕の契約はまだ2018年まで残っている。僕はケガで長く離脱していたし、今は復帰できたことを喜びたい」と契約に関する具体的な明言は避けた。続けて、バイエルンにずっと留まるかという質問にも、「先のことは何もわからない。僕は近くの目標を見ていくタイプなんだ」とはぐらかした。

まだまだ顔に幼さが残るアラバだが、確かな実力に裏打ちされる「自分」というものを胸の内にしっかりと持っているようだ。

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