ファルカオ以上に超リスキー! 英紙がチェルシーオーナーにパトは危ないのではと警告

また失敗に終わりそうな予感

チェルシー移籍に近づいていると言われている元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトに対し、英『デイリー・メール』は危険な補強ではないかと警鐘を鳴らしている。

今のチェルシーはロイク・レミーとラダメル・ファルカオが指揮官の信頼を得ていないため、実質使えるFWはジエゴ・コスタのみと言っていい。そのコスタも昨季ほどの活躍は見せられていないため、FWを獲得して前線に厚みを加えるのは当然の判断だ。しかし同メディアは、パト獲得はファルカオを獲得したとき以上にリスキーな判断だと主張している。

チェルシーはマンチェスター・ユナイテッドでまったく結果を残せていなかったファルカオを昨夏に獲得した。当時指揮官を務めていたジョゼ・モウリーニョは復調させられると自信を見せていたものの、今ではファルカオを獲得してよかったと語るサポーターなど1人もいない。パトはプレミアリーグはおろか2012-13シーズンを最後に欧州の舞台ですらプレイしていない状態で、リスク的にはそのファルカオよりも大きいだろう。
ただ、パトはオーナーのロマン・アブラモビッチ氏が待ち望んだタレントでもある。同メディアによると、アブラモビッチ氏はパトがブラジルでデビューしたときに衝撃を受け、当時チェルシーでSDを務めていたアブラモ・グラントをブラジルまで派遣している。結局は高額な移籍金を要求されたことで手を引いたが、当時アブラモビッチ氏は世界最高の才能を持つ若手選手と高い評価を下している。あれからかなりの時が流れたが、今回同氏には手元に置いてみたかった選手を獲得するチャンスがめぐってきている。ただし、今のパトは当時とは違う姿であることを認識したほうが良いかもしれない。

チェルシーはこれまでもオーナーの判断1つで様々なミスを犯してきただけに、今回の移籍話にも不安がつきまとう。果たしてパト獲得は本当に正しい判断なのだろうか。

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