勝利に大満足のミラン指揮官 フル出場の本田は「常に信頼できる選手」

フォーメーション変更の可能性を示唆

4位フィオレンティーナを相手に2-0で勝利を収めたミラン。シニシャ・ミハイロビッチ監督もこの2016年最初のリーグ戦勝利に大きな満足感を示し、選手を称賛した。ミラン公式サイトが試合後のコメントを伝えている。

「すべての選手に感謝したい。いずれの選手も今日は素晴らしかった。フィオレンティーナがボールを保持してくることが分かっていたが、ただ座って待っているだけではなかった。選手たちは前からプレッシャーをかけ、カウンターアタックを仕掛けた。練習でしてきたことを実戦でプラン通りにやれたなら、監督としては非常にやりがいがあるというものだ」

ミハイロビッチ監督はそう話し、ホームでの快勝を振り返った。ミランは序盤から相手にプレッシャーをかけ続け、フィオレンティーナの組み立てを阻害するとともにカウンターで得点を狙った。継続的に取り組んできた[4-4-2]の陣形によるソリッドなサッカーは日に日に完成度を増している印象だ。
「強敵を相手にした大きな勝利だ。こういった勝利は選手たちの自信を加速させるものでもある。これを継続していきたいし、そうすれば何かしらの結果を得られるだろう」

続けて監督は何人かの選手の名前を挙げ、称賛の言葉を贈った。

「本田はハードワークをしているし、常に信頼できる選手。与えた指示に従うし、私は彼に満足している。ボアテングについても私はハッピーだ。彼はゴールにふさわしかったよ。ここ数ヶ月我々とともにトレーニングを行なってきたが、一度も欠席したことはない。バッカはチームの鍵を握る選手だ。DFの背後を突くのが非常にうまく、良いタイミングでボールをもらえば常にゴールを決めているね」

[4-4-2]をベースに好調を維持するミランだが、監督はけが人の復帰とともに変化を与えたいと話す。戦列を離れていたFWマリオ・バロテッリはすでに復帰し、昨季のチーム得点王ジェレミー・メネズの復帰も迫っている。

「バロテッリの復帰は嬉しいね。これであとはメネズを待つのみだ。どこまで行けるのか見てみたいから、可能な限り早くすべての選手を揃えたいと思う。シーズン開始から我々は3度フォーメーションを変えてきた。ボアテング、バロテッリ、メネズのコンディションが戻れば、私は[4-3-1-2]への回帰も狙っている。それまでは[4-4-2]が最もチャンスを与えてくれる陣形だと思っているよ」

シーズン前半では思うような成果が挙がらず、変更を余儀なくされた[4-3-1-2]への回帰を考えていると明かしたミハイロビッチ監督。実力者の復帰は更なる勢いをチームに与えることになりそうだ。

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