「マルセロが世界最高なわけがない」 1人も選出されなかったイングランドからFIFAベスト11に不満の声

選考基準は正しい?

先日発表されたFIFAベストイレブンには、バルセロナから4名、レアル・マドリードが4名とスペインの2大クラブから合計8名が選ばれた。世界をリードする2クラブが支配する格好となり、その他のリーグはほとんどスポットが当たらない結果となってしまった。その中でもプレミアリーグは1人も選ばれず、レベルの低下を憂う声も聞かれた。

しかし英『デイリー・メール』は、この結果を気にする必要はないと今回の選出に不満を感じている。不満といっても、プレミアリーグの選手が選ばれないのはおかしいという意味ではない。選考基準そのものがおかしいと主張しているのだ。

4名選出されたバルサは昨年クラブワールドカップも制し、すべてのコンペティションで最強ぶりを見せつけた。MSNの爆発も印象的で、4名でも少ないくらいだろう。
しかし、何も勝ち取っていないレアルからバルサと同じ4名が選出されるのはおかしいというわけだ。レアルはマルセロ、セルヒオ・ラモス、ルカ・モドリッチ、クリスティアーノ・ロナウドが選ばれたが、同メディアはマルセロが世界最高の左サイドバックのわけがないと指摘。レアルは昨年もバルサ相手に負け越しており、両チームの実力が互角と考えるべきではない。

同メディアはラモスの選出にも異議を唱えており、アトレティコ・マドリードのディフェンスラインの方が堅いはずとアトレティコから選ばれていないことにも疑問を呈している。つまり選考基準そのものがおかしいので、プレミアリーグの選手が選ばれてなかろうと気にすることはないとの意見だ。選ばれなかったことに対する言い訳にも聞こえるが、確かに同メディアの指摘通り今回のベストイレブンに疑問を感じた人も多いはずだ。果たして今回の結果にプレミアリーグは危機感を抱くべきなのだろうか。

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