「武藤は熱心な学習者で、岡崎を超えるストライカー」英紙が武藤の強みと弱みを分析

マンチェスターの注目集める

マンチェスター・ユナイテッドの獲得リストに名前が挙がっているマインツFW武藤嘉紀はいったいどんな選手なのか。現地のファンは気になるところだろう。マンUは香川真司で1度失敗しており、日本人の獲得で同じミスは許されない。英『デイリー・ミラー』はマインツでブレイクする武藤がどんな選手かを長所と短所に分けて紹介し、武藤の特徴を分析している。

まず強みだが、スピード、テクニックが挙げられる。これは香川や清武にも同じことが言えるが、武藤の場合はより直線的なスピードを持っている。これはカウンターアタック時にも活きるはずで 、ダイレクトフットボールのプレミアリーグでも充分やっていけるだろう。そしてそれを確実にする運動量だ。武藤は走ることでもチームに貢献しており、疲れを知らないエネルギーも高く評価されている。肝心の得点部分に関しても昨夏レスター・シティへと加入した岡崎を超えていると伝え、ブンデスリーガでは日本人史上2人目となるハットトリックを達成したことも紹介されている。

さらに、武藤が熱心な学習者であるとも紹介されている。武藤はドイツにやってきてまだ半年だが、語学・戦術の面で飛躍的に進歩を遂げている。日本では左サイドで起用されることも多かったが、マインツではセンターフォワードとしてしっかり役割を果たしている。戦術理解能力の高さも特筆すべきポイントだ 。
一方、弱点はプレミアリーグ特有のフィジカル、そして高さが挙げられている。特にマインツはポゼッションベースのスタイルを志向しているため、それほど高さが求められることはない。しかしプレミアリーグではイーブンのボールを勝ち取るパワーが必要で、香川もそれに苦労した過去がある。武藤は日本代表の中でもかなりフィジカルに優れた選手だが、同メディアはそのあたりを理解していないのかもしれない。ただし、ブンデスリーガよりも当たりが激しいのは確実で、フィジカル面で苦労することはあるだろう。

特集記事まで組まれた武藤にはマンUサポーターも関心を持っていることだろう。ドイツ挑戦後半年でイングランドに移籍するのは早すぎる気もするが 、イングランドでは岡崎を超えるストライカーがくるかもしれないと注目を集めている。

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