グアルディオラの退任決定を惜しむトゥヘル 「彼から学べたことを素晴らしく思う」

自身のアイドルであったことをしばしば公言してきたトゥヘル

ドルトムントのトーマス・トゥヘル監督は、今季限りでドイツを離れることがきまったジョゼップ・グアルディオラ監督について触れ、別れを惜しんだ。独『キッカー』が伝えている。

「彼は本当に特別な、並外れた監督であり、常に指揮するチームを新たな次元に導いてきた。彼のような偉大な人物から学ぶことができたことを素晴らしく思う」

トゥヘル監督はドルトムントがキャンプを行っているドバイで8日、グアルディオラがどれほど自身に影響を与えたかを明かした。ドルトムントに就任する以前、2人の指揮官は度々会っていたことが報じられており、以前から親密な関係であったことが分かっている。
バルセロナで見事なポゼッションサッカーを築き上げたグアルディオラ監督の影響は、ピッチ上からも窺われる。今季のドルトムントは前クロップ監督のカウンタースタイルからポゼッション重視のスタイルに変わり、流動的な崩しから多くのゴールを奪ってきた。クロップ監督はダブルボランチを好んだが、トゥヘル監督は2人のセンターハーフ、香川真司とイルカイ・ギュンドアンの下にアンカーのユリアン・ヴァイグルを置く布陣をメインにしている。どことなく、バルセロナのシャビ、イニエスタ、ブスケッツを思わせる並びだ。

圧倒的な強さでリーグ3連覇を目指すグアルディオラ監督のバイエルンは、対戦相手にとってみれば厄介この上ない存在だ。しかしながらその戦術的手腕は間違いなく当代屈指の水準にあり、ドイツサッカー界から出ていくことを惜しむ関係者も多いに違いない。

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