アンチェロッティとベニテスの違いはSNSで分かる!? もう隠せないロッカールーム

現代社会では情報が漏れてくる

選手から慕われる指揮官もいれば、嫌われる指揮官もいる。ロッカールームの空気がどんなものかは外部の人間には分かりづらく、ピッチ上での行動でしか指揮官と選手の関係を推し量ることができない。しかし、最近はSNSという分かりやすいツールがある。

スペイン紙『マルカ』はレアル・マドリードの指揮官を解任されたラファエル・ベニテスと、カルロ・アンチェロッティに大きな違いがあったと指摘する。アンチェロッティはチームにチャンピオンズリーグのタイトルをもたらした偉大な指揮官であると同時に、選手たちから非常に慕われていた。アンチェロッティ退任が発表された日には多くの選手がSNS上で感謝の意を表し、別れを惜しんでいる。同メディアはその一部としてガレス・ベイル、クリスティアーノ・ロナウド、ハメス・ロドリゲス、トニ・クロースらの投稿を紹介したが、何より驚きなのはナチョ・フェルナンデスのようにベンチに座っている時間が長かった選手もアンチェロッティに感謝の意を示していることだ。出場機会が満足に与えられずとも、アンチェロッティは尊敬に値する人物だったということだろう。

一方のベニテス退任時にはほとんどの選手が沈黙を貫いた。SNS上で別れを惜しむ投稿をする者もなく、何とも寂しい別れ際だった。ベニテスはロナウド、セルヒオ・ラモス、イスコら複数の選手との関係に問題を抱えていたと言われているが、ロッカールームの微妙な空気がSNSを通して我々にも届いているかのようだ。近年普及したSNSは、選手と指揮官の関係を浮き彫りにしてしまうのかもしれない。

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