G大阪連覇達成! 昨季の3冠王者が2016年最初のタイトルを獲得

パトリックが2ゴール

天皇杯決勝戦が1月1日に開催され、浦和レッズとガンバ大阪が対戦した。

試合は開始早々にG大阪がチャンスを作り出す。4分、FW宇佐美貴史がドリブル突破で相手DFを置き去りにし、クロスボールを供給。ゴール至近距離でFWパトリックが合わせるが、クロスバーに阻まれて先制点とはならなかった。

対する浦和も10分に見せ場を作る。コーナーキックのこぼれ球をDF槙野がボックス内でボレーシュート。しかしシュートはG大阪GK東口がしっかりと抑え、ゴールを許さない。
G大阪は27分にパトリックが惜しいヘディングシュートを放つと、32分についにネットを揺らす。得点の気配があったパトリックが背後からのパスに抜け出し、ボックス内に侵入。浦和DF森脇良太を振り切り、右足で落ち着いてゴールに流し込んだ。

しかし浦和はすぐさま反撃開始。35分に右サイドをMF梅崎司が突破すると、クロスボールにFW李忠成がヘディングでゴールを狙う。シュートはポストに阻まれたが、こぼれ球をFW興梠慎三が豪快に蹴りこみ、浦和が同点に追いつく得点を挙げた。

前半終了間際にも興梠が惜しいシュートを放つなど、勢いに乗った浦和のペースで前半を終える。

しかし後半も先手を打ったのはG大阪だった。G大阪は右サイドからのコーナーキックを得ると、ボックス内でマークを完全に外したパトリックがダイレクトで合わせてネットを揺らした。パトリックの2点目で再びG大阪がリードを奪う。

反撃を試みる浦和はMF関根貴大とFWズラタンを同時投入するも、G大阪守備陣を崩しきれない。67分には関根の突破からDF那須大亮がヘディングでシュートを放つがGK東口の正面に飛び、ゴールならず。直後にも興梠がボックス内で素早い反転からシュートを打つが、枠を捉えきれない。

ポゼッションを続ける浦和は73分、遂に決定機を迎える。左サイドでフリーになったMF高木俊幸がクロスボールを入れると、高い打点で合わせたのは準決勝でヒーローになった李忠成。しかしシュートはわずかにゴール右に外れてしまう。

試合終盤、浦和は前線に人数をかけてゴールを狙うがG大阪守備の壁を越えられず。後半アディショナルタイムにはズラタンが惜しいヘディングシュートを放つが枠の上に外れた。さらにラストプレイでは前線に残っていた槙野にボールがこぼれ、GKと1対1の局面を迎えるが、シュートは東口のスーパーセーブに阻止されて同点に追いつくことはできなかった。

このまま試合はタイムアップ。G大阪が1‐2で勝利を収め、天皇杯連覇を達成した。

[メンバー]

浦和レッズ:西川周作、森脇良太、那須大亮、槙野智章、梅崎司(→関根貴大 57)、青木拓矢、阿部勇樹、宇賀神友弥(→高木俊幸 69)、興梠慎三、武藤雄樹(→ズラタン 57)、李忠成
ガンバ大阪:東口順昭、米倉恒貴(→井手口陽介 12)、キム・ジョンヤ、丹羽大輝、藤春廣輝、遠藤保仁、今野泰幸、阿部浩之、宇佐美貴史(→内田達也 76)、倉田秋、パトリック(→長沢駿 88)

[スコア]

浦和レッズ 1-2 ガンバ大阪

[得点者]

浦和レッズ:興梠慎三(36)
ガンバ大阪:パトリック(32, 53)

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