本田ら放出でヴィツェル獲得を検討するミランに、プレミアから強力ライバル登場

アピールできるところがない?

今夏もミランが獲得に動いていたゼニトMFアクセル・ヴィツェルは、今冬にロシアを離れることが確実と見られている。本人もロシアよりハイレベルなリーグでプレイする時期にあると語っており、ベルギー代表MFは欧州5大リーグでのチャレンジを望んでいる。

中でもヴィツェルはセリエAでのプレイを希望しており、ミランにとっては獲得のチャンスになる。一部ではヴィツェル獲得資金を捻出するために日本代表MF本田圭佑ら一部の主力選手を今冬に売却する話も出ていて、ミランはヴィツェルを中盤の核に据えようと動いている。しかし、そこに思わぬ横槍が入ることになりそうだ。

英『エクスプレス』は、チェルシーとトッテナムのプレミア2クラブがヴィツェルの獲得を狙っていると報じた。選手本人がセリエAでプレイしたいと口にしているため、プレミアリーグへの移籍は実現しないようにも思える。しかし厄介なのはトッテナムが絡んでいることだ。
チェルシーは今季思わぬ苦戦を強いられており、来季のチャンピオンズリーグ出場権を確保するのは難しいだろう。それはミランも同じで、出場権の3位以内を確保することは今のところ現実的な話ではない。それに対してトッテナムは好調で、現在3位につけている。ヴィツェルが来季もチャンピオンズリーグでプレイしたいと考えるなら、トッテナムは唯一その資格を持つクラブになる。

さらにトッテナムにはトビー・アルデルヴァイレルト、ヤン・フェルトンゲン、ムサ・デンベレ、ナセル・シャドリと複数のベルギー人選手が所属しており、こちらもヴィツェルの移籍に影響してくるかもしれない。本田らを放出してまでヴィツェルの獲得を検討しているミランだが、ベルギー代表を多く抱えるトッテナムに勝てる要素がなく、苦戦を強いられそうな情勢となっている。

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