アトレティコは今冬も補強で失敗する? 冬の補強が想像以上に下手だった

シメオネ就任以降、空振りが続くアトレティコ

アトレティコ・マドリードを指揮するディエゴ・シメオネは、これまで冬の移籍市場で最低1人は補強を行ってきた。冬の補強は前半戦で見えた欠点を補うために存在し、後半戦へ向けた準備期間でもある。しかしスペイン紙『アス』は、これまで冬の市場でミスが続いていることを指摘した。

まずは2012年1月にブラガにレンタル移籍させていたMFフラン・メリダを復帰させたが、3試合に出場しただけでチームを去っている。翌年にはリヴァプールでも活躍した左サイドバックのエミリアーノ・インスアを補強したが、フィリペ・ルイスの影に隠れて17試合にしか出場していない。続く2014年にはウクライナのメタリストからMFホセ・エルネスト・ソーサをレンタルで、過去にアトレティコで印象的な活躍を見せていたブラジル人MFジエゴ・リバスを再び獲得した。しかしジエゴも19試合2ゴールと寂しい結果に終わり、劇的にチームを変えることはできなかった。

そして今年1月にはクラブのアイドルであるFWフェルナンド・トーレスを復帰させ、ビジャレアルからMFカニも補強した。しかしトーレスが前線で大ブレーキになっているのは誰の目にも明らかで、カニはほとんど記憶にも残っていない。これらを見てもアトレティコは、シメオネ就任以降冬の市場で良い補強ができていない。
すでに今冬はリーベル・プレートからマスチェラーノ2世の異名を取るMFマティアス・クラネビッテルの獲得が決まっているが、こちらは欧州の舞台で通用するか未知数な部分が多い。さらに伊『カルチョメルカート』はニースでプレイするMFハテム・ベン・アルファにアトレティコが興味を示していると伝えており、こちらも非常にギャンブル色の強いリストアップだ。才能は確かだが、これまでトップレベルで満足な成績を残せていないのは気にかかる。

今冬もどこか不安の残るリストアップだが、アトレティコはまたも失敗してしまうのだろうか。

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