ベイルに待つ2016年の天国と地獄……良くも悪くも主役になることに

EURO 2016はキャリアを左右する可能性も

レアル・マドリードFWガレス・ベイルにとって、2016年は特別な1年となるだろう。それは良い面と悪い面が両方見られるという意味でもある。

スペイン『Football ESPANA』は2016年夏におこなわれるEURO本大会がベイルにとって特別なものになると伝えている。ウェールズ代表が国際主要大会に出場するのは58年ぶりのことであり、同国のレジェンドでもあるライアン・ギグス氏も成し遂げられなかった偉業を達成した。チームを本大会へ導いたのは間違いなくベイルで、彼がいなければ予選を通過することは不可能だったはずだ。本大会でも当然ベイルが主役となり、国を背負う英雄として大きな注目を集めることになるだろう。ウェールズ代表でのベイルならば決定的な活躍をすることも十分可能だ。

しかし、それは同時にレアル・マドリードサポーターのハードルを再び上げることにも繋がる。代表とクラブでパフォーマンスに違いがありすぎるというのは以前から指摘されていたことだが、それがさらに加速することになるだろう。ベイルは加入初年度にチャンピオンズリーグ決勝でチームを救うゴールを決めたり、バルセロナDFマルク・バルトラをぶち抜くドリブルを見せたりと話題を作ったが、あれ以降大した見せ場は作れていない。EURO 2016はベイルにとって大きなターニングポイントとなり、最高と最悪の2つの気分を味わうことになるかもしれない。
ベイルは代表とクラブでバランスよく活躍できるのか。良くも悪くもベイルは2016年の主役候補となっている。

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