[リーガ丸わかり]王者バルサ、クラブW杯直前の一戦は引き分けに レアル、敵地で惨敗

アトレティコが勝ち点で並ぶ

リーガ・エスパニョーラ第15節が12月11日から13日にかけて行われた。

3強はそれぞれ上位に食らいつくチームと対戦し、苦戦を強いられた。首位に立つバルセロナは好調デポルティボと対戦。2位アトレティコ・マドリードはアスレティック・ビルバオと、3位レアル・マドリードはビジャレアルと激突した。

デポルティボと対戦したバルセロナは、リオネル・メッシの芸術的なフリーキックで先制し、その後イバン・ラキティッチが追加点を重ねて試合を優位に進めた。だが試合終盤に2点を返されて同点に追いつかれ、クラブワールドカップ直前の一戦で勝利を手にすることができなかった。
バルセロナが2試合連続ドローで足踏みしたが、2位につけるアトレティコ・マドリードは逆転勝利を収めた。前半にセットプレイから失点を許すも、CKから同点に追いつくと後半アントワーヌ・グリーズマンが強烈なミドルシュートを突き刺した。

その結果、バルセロナは首位をキープしたものの、アトレティコ・マドリードに勝ち点35で並ばれ差を縮められている。

ビジャレアル、ベストメンバーで臨んだレアルを撃破

前節ヘタフェ戦(4-1)、UEFAチャンピオンズリーグのマルメ戦(8-0)と直近に行われた公式戦2試合で格下に大勝していたレアル・マドリードは、真の実力が問われるビジャレアルとの一戦に臨んだ。

セルヒオ・ラモスが先発に復帰し、前線にもカリム・ベンゼマ、ガレス・ベイル、クリスティアーノ・ロナウドとBBCと呼ばれる攻撃陣が並び、ベストなメンバーが起用された。だが前半は完全にビジャレアルに試合を支配される。8分、中盤でボールを奪取したビジャレアルは、前線のFWセドリク・バカンブへつなぐと、ソルダードへラストパスを供給。これをレアル・マドリード出身のロベルト・ソルダードがGKケイロル・ナバスの股を抜くシュートを流し込んで先制に成功する。

後半、目を覚まして猛攻を見せたレアル・マドリードだったが、ビジャレアルは試合終了まで集中力を切らさず高い守備力を発揮。レアルの攻撃陣が放った枠内シュートは1本と決定機に乏しく、BBCは不発に終わった。

首位バルセロナが引き分けたことで、3位につけるレアル・マドリードは差を詰めるチャンスだったが、勝点を積み重ねることができず。バルセロナとは勝点5の差が開いた。

エイバル乾、85分から途中出場

乾貴士が所属するエイバルは、ガリー・ネビル監督がリーガ・エスパニョーラで初采配となるバレンシアと対戦。前節レアル・ソシエダード戦に続き、2試合連続のベンチスタートとなった。

第11節ヘタフェ戦以来、先発起用が続くFWセルジ・エンリチュが前半終了間際に決定機をものにする。右サイドバックのカパが右サイドを突破すると、敵陣の深い位置から低い弾道のクロスを供給。これをFWセルジ・エンリチュが押し込んで先制に成功する。

63分、ボールを保持して試合を支配したエイバルに追加点のチャンスが訪れる。DFオルバンにMFダニ・ガルシアがボックス内で倒しされてPKを獲得する。これをMFサウール・ベルホンが蹴り込むも、GKハウメ・ドメネクの好セーブにあう。

乾貴士はサウール・ベルホンに代わり、85分にピッチに送り出されるも、その直後、バレンシアFWネグレドが前線でボールを受けてMFアンドレ・ゴメスにラストパス。このボールがエイバルDFフンカの足に当たり、オウンゴールとなる。

エイバルは息切れした試合終盤に失点し、バレンシアとの一戦は引き分けに終わった。乾はシュートを放つ場面もあったが、出場時間が短く結果を残すことができなかった。

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