バレンシアの狙いはネビルじゃなくてギグスだった!? ギグスは打診を断る

アシスタントコーチの引き抜きを狙ったバレンシア

かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレイしたガリー・ネビルがバレンシアの指揮官に抜擢されたニュースは世界を驚かせ、今季不調に喘いでいたバレンシアは一躍注目を集めるクラブとなった。解説者として人気を集めていたネビルを抜擢したバレンシアの判断は非常に興味深いものだったが、バレンシアの最初のターゲットは現在マンUでアシスタントコーチを務めるライアン・ギグスだったようだ。

英紙『デイリー・ミラー』によると、バレンシアのオーナーであるピーター・リム氏はギグスの引き抜きを本気で狙っており、ギグスにコンタクトを取ったという。しかしギグスはファン・ハールのアシスタントコーチという現在の役職に満足しており、この申し出を断った。ギグスはこのままアシスタントコーチを続け、ファン・ハールの後任に就くのが狙いだからだ。しかし、2017年6月で契約満了を迎えるファン・ハールの後任にはバイエルンのジョゼップ・グアルディオラのような大物指揮官の名前も浮上しており、ギグスがファン・ハールの後を継げると決まったわけではない。

それでもギグスはファン・ハールの右腕として仕事をすると決めており、まだまだ不安定なマンUをベンチから支えていく考えだ。サポーターの中にはギグスにもっとタッチラインに出て指示を飛ばしてほしいと願っている者もいるようだが、ファン・ハールはスタッフの勝手な行動は絶対に許さない。 ギグスにはなかなかスポットライトが当たらないが、何かと細かいファン・ハールを上手くサポートしている。
バレンシアで監督経験を積んだネビルがギグスのライバルになる可能性もあるが、これほどマンUに愛情を注いでいるギグスを指揮官に昇格させないのは可哀想な気もする。アシスタントコーチから昇格する王道を取ったギグスの努力は報われるのだろうか。

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