MSNの控えにバーゲン品を探すバルサ 過去にあったバーゲン品の失敗とは?

安くて良い物はなかなか見つからない

冬の移籍市場でMSNのバックアッパーを探しているバルセロナは、コストを抑えた補強をすることを望んでいる。かつてルイス・エンリケの指導を受けたセルタFWマヌエル・ノリートも候補に挙げられているが、同選手は最低でも1800万ユーロと高額だ。

ターゲットとなるのは将来を嘱望されている若手選手か、キャリアの晩年に差し掛かっているベテラン選手で、ザルツブルク所属のジョナタン・ソリアーノ(30)らが候補に挙がっている。ベテラン選手を狙う場合はバルサで活躍したヘンリク・ラーションのような活躍が求められており、低コストながらチームを高みへ導く仕事が期待されている。

しかしスペイン紙『マルカ』は冬の移籍市場でバーゲン品を狙うことに注意を促している。近年では2010年1月にPSVからオランダ人FWイブラヒム・アフェライを300万ユーロで獲得したが、目立った結果を残すことはできなかった。安さと若さは魅力的なポイントだが、若手がバルサほどのビッグクラブの重圧に耐えられるかは不透明だ。さらにシーズン途中に加入するのも難しく、波に乗れないまま時を過ごしてしまう選手も多い。
ベテラン選手でいうなら、2004-05シーズンの冬にバルサへ加入したMFデメトリオ・アルベルティーニだ。ミランで黄金期を経験した実力者として期待されたが、年齢の問題もあって出場機会はほとんどなかった。結局バルサがキャリア最後のクラブとなり、経験あるベテラン選手の獲得も慎重に検討してから動かなければならない。

低コストで良質な選手を獲得するのは理想だが、そんな好条件を兼ね備えた選手はなかなか見つからない。MSNのバックアッパーは注目度も尋常ではなく、毎試合プレッシャーにさらされることになるだろう。そんな選手をバルサが見つけてこれるのか。過去の失敗例をもう1度振り返っておくべきだろう。

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