あの時放出しなければ…… ローマはセンターバック放出を後悔!?

センターバックが安定しないとスクデットは難しい

昨季得点力不足に苦しんだローマは、今季リーグ戦13試合で29ゴールと攻撃陣が爆発。スクデット獲得も視野に入る破壊力を見せつけている。しかし伊『カルチョメルカート』は、これまでの市場での動きがスクデット獲得を阻む障害になると指摘した。

同メディアが指摘したのは、センターバックの脆さだ。ローマはメフディ・ベナティアをバイエルンに、マルキーニョスをPSGに、アレッシオ・ロマニョーリをミランに、マプ・ヤンガ=エムビワをリヨンに放出しており、ここ数年で一線級のセンターバックを4人も手放してしまった。同メディアは優秀なセンターバックコンビがいないとスクデット獲得は難しいと捉えており、彼らのうち1人でも残っていればと思わずにはいられない。

特に今夏にヤンガ=エムビワをリヨンへ放出したのは痛い。復帰したレアンドロ・カスタンが1シーズン戦えるかを確認しないままヤンガ=エムビワを放出してしまい、その影響で今季のローマはセンターバックの層が薄い。センターバックの頭数が足りなくなった場合はMFのダニエレ・デ・ロッシを起用している状態だ。
今季はコスタス・マノラスとシュツットガルトから加入したアントニオ・リュディガーを中心に戦っているものの、失点は止まらない。今季は全てのコンペティションでクリーンシートがたったの2回だけで、毎試合のように失点を重ねている。好調な攻撃陣のおかげで勝てているゲームが多く、守備面を改善しない限りスクデット獲得は難しい。21日のボローニャ戦でも2失点を喫して引き分けてしまい、こうした勝ち点の取りこぼしがスクデット獲得を阻む障害となっている。

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