コリンチャンスがブラジル全国選手権を制す。6度目のチャンピオンに

FWラヴが大仕事

19日、ブラジル全国選手権の第35節が行われ、首位コリンチャンスが敵地でバスコ・ダ・ガマと引き分け、優勝を決めた。

元鹿島のジョルジ―ニョ監督が率いるバスコ・ダ・ガマのスタジアムに乗り込んでの試合となったコリンチャンス。この試合に勝てば無条件で優勝。引き分けの場合でも、他会場でサンパウロと対戦する2位アトレチコ・ミネイロが勝利できなければ、コリンチャンスの優勝が決まる。

試合は前半からコリンチャンスがチャンスを数多く作り出す。コリンチャンスは決定機を決めきれずに試合は進むが、62分に試合が大きく動く。バスコDFロドリゴがハイボールに対して足を上げてしまい、スパイクが相手選手の顔面を直撃。この日2枚目のイエローカードを提示され、退場処分となった。
しかし、先にゴールネットを揺らしたのはバスコだった。中盤でボールをキープすると、DFジュリオ・セザールが前線にドリブルで持ち込み左に展開。止まらないセザールはゴール前に走り込むと、足元にボールが返ってきてフィニッシュ。シュートは相手GKの股を抜け、ゴールラインを割った。1人少なくなったバスコが先制点を挙げる。

1人多いコリンチャンスは必死の反撃。すると、失点から10分後にエースが大仕事を遂げる。コリンチャンスは右サイドからクロスボールを上げると、ファーサイドに走り込んでいた選手が頭で折り返し、中央で待っていたのはヴァグネル・ラヴ。2015年からクラブに在籍する男のシーズン13点目でコリンチャンスが同点に追いついた。

試合はこのまま1-1の同点で終了。他会場で、アトレチコ・ミネイロがサンパウロに敗れたため、コリンチャンスの4年ぶり6度目となる優勝が決まった。今季、コリンチャンスはMFレナト・アウグストやMFジャジソンといった豪華なメンバーが揃っており、シーズン中盤からは首位を走り続けた。また元鹿島アントラーズMFダニーロも所属している。

[メンバー]

バスコ・ダ・ガマ:シルバ、ロドリゴ、ジュリオ・セザール、マドソン、ルアン、セルジ―ニョ、ジギーニョ(→ラファエル・ヴァス 64)、アンドレジ―ニョ、ネネ、リアスコス(→エデル・ルイス 69)、ラファエル・シルバ(→エンリケ 58)
コリンチャンス:カッシオ、エジウソン、ジウ、フェリペ、アラーナ、レナト・アウグスト(→ロドリギーニョ 61)、ジャジソン、エリアス(→ルッカ 71)、ラルフ(→エンリキ 77)、ヴァグネル・ラヴ、マルコム

[スコア]

バスコ・ダ・ガマ 1-1 コリンチャンス

[得点者]

バスコ・ダ・ガマ:ジュリオ・セザール(72)
コリンチャンス:ヴァグネル・ラヴ(82)

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ