5つのシステムを使うマンチーニ、今冬の狙いはサイドハーフ

サイドハーフが少ないインテル

インテルがラツィオMFアントニオ・カンドレーヴァ獲得を狙っている。

インテルのロベルト・マンチーニ監督は、これまで5つのシステムで戦ってきた。基本は[4-3-1-2]だが、オプションとして[4-3-3]、[3-5-2]、[4-2-3-1]、[4-4-2]を採用してきた。ここまでは[4-3-1-2]が最も使用頻度が高いが、今のところシステムを固定しているわけではなさそうだ。しかし、これらのシステムを使いこなすにはサイドハーフの選手が足りない。

サイドハーフを配置しない[4-3-1-2]の場合は必要ないが、[4-2-3-1]などを使用する場合はサイドハーフが必要だ。伊『カルチョメルカート』はインテルがサイドハーフ獲得に動き出していることを伝えており、トップターゲットはラツィオMFアントニオ・カンドレーヴァだ。ナポリMFドリース・メルテンスも狙っているが、こちらは3000万ユーロが必要で容易にはいかない。カンドレーヴァは2000万ユーロ程度で獲得できる見込みで、早ければ1月にも獲得へ動き出す。
現在はアデム・リャイッチ、イヴァン・ペリシッチがサイドハーフを務めることが多いものの、まだまだ頭数が足りない。その他にもスピードがないフレディ・グアリン、マルセロ・ブロゾビッチといった選手もサイドハーフで起用しており、純粋なサイドハーフがあと1枚は欲しいところだ。カンドレーヴァは得点力に加えて縦への突破からクロスを上げるスタイルも得意としている。獲得に成功すれば右にカンドレーヴァ、左にペリシッチの構図が完成し、より戦い方に幅が生まれるだろう。得点力不足を解消するためにも、サイドハーフの獲得は至上命題となっている。

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