伊代表コンテが選んだ[4-4-2]は時代遅れ! 伊メディアは[4-3-3]での戦いを希望

システムが3失点に繋がったとの見方

EURO本大会へ向けて調整を行うイタリア代表監督のアントニオ・コンテは、今回の親善試合は結果よりも内容を重視すると語り、新戦力も呼んでいる。13日のベルギー代表戦では1-3と敗北を喫したが、伊『フットボールイタリア』はこの試合でコンテが使用したシステムが不適切だったと指摘し、今回で分かった欠点を改善してほしいと主張している。

この試合でコンテはオーソドックスな[4-4-2]にトライしたが、このシステムは今や時代遅れと捉えられており、中盤のスペースを埋めるのに苦労する場面もあった。特に今回は招集されていないアンドレア・ピルロを起用する場合は、守備を苦手とするピルロに代わって中盤をプロテクトする選手が2枚は欲しい。コンテは今回のメンバーにアントニオ・カンドレーヴァ、ステファン・エル・シャーラウィ、アレッシオ・チェルチ、アレッサンドロ・フロレンツィと突破力のあるウイングを多数招集しており、この試合のメンバー選考も攻撃的だった。

しかし同メディアはウイング+2トップの配置にするのではなく、[4-3-3]で中盤に厚みを持たせるべきとの意見だ。実際この試合でイタリアは3失点を喫しており、守備面に問題があったのは明らかだ。イタリアが3失点以上喫するのは2013年6月のコンフェデレーションズカップ・日本代表戦(4-3)、ブラジル代表戦(2-4)以来のことで、コンテの選択した[4-4-2]は守備に穴を作ってしまった。同メディアはクラウディオ ・マルキージオ、マルコ・ヴェラッティ、ダニエレ・デ・ロッシの3センターで戦うことを希望しており、今回の[4-4-2]は失敗だったと諦めるべきとの見解を示している。
また、同メディアは[4-3-3]の3トップをエデル、カンドレーヴァ、そして今回は招集されていないドメニコ・ベラルディで組むことを期待している。代表で好調を維持するグラツィアーノ・ペッレを外すという意見だ。すべてを決めるのはコンテだが、親善試合で欠点が露呈したのは良かったと捉えるべきだろう。イタリアは本大会で攻撃性を押し出した[4-4-2]か、中盤に厚みを持たせる[4-3-3]のどちらで臨むべきなのだろうか。

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