ロッベンはもういらない!? ロッベン復帰でレヴァンドフスキのペースが落ちる

世界を代表するサイドアタッカーだが……

今季のバイエルンはこれまでと何が違うのか。最も目につきやすい部分で言うなら、FWロベルト・レヴァンドフスキの大爆発だろう。レヴァンドフスキはここまですべてのコンペティションで19ゴールを挙げており、リーグ戦でも得点ランクトップだ。得点を奪えるFWが目覚めたことが何より大きい変化だ。

英紙『デイリー・ミラー』もレヴァンドフスキの爆発が成功のポイントと伝えたが、同時に1つの疑問を投げかけている。これまでチームの顔だったアリエン・ロッベンが不要なのではないかと。ロッベンは現在負傷離脱しているフランク・リベリと合わせて欧州屈指のサイドアタッカーと呼ばれ、一時期はこの2人がいないと相手を崩せないと言われたこともあった。

しかし、今季はロッベンもシーズン序盤戦で負傷離脱し、チームの顔だったサイドアタッカー2枚を失った。同メディアは、これがレヴァンドフスキ爆発の要因だと主張する。ここまでのレヴァンドフスキのハイライトといえば、ヴォルフスブルク戦での5ゴール、その4日後のマインツ戦での2ゴール、さらにその3日後のディナモ・ザグレブ戦でのハットトリックだ。この3試合ともロッベンは離脱しており、穴を埋めたドウグラス・コスタやキングスレイ・コマンがシンプルなプレイを心がけたことがレヴァンドフスキの爆発を呼んだのではないだろうか。
同メディアによる と、レヴァンドフスキが決めた19ゴールのうち、ロッベン不在時に決めたのは14ゴールだ。半分以上を不在時に決めており、ロッベンの我を通すプレイがレヴァンドフスキと合っていないのかもしれない。実際、ロッベンが復帰した10月24日のケルン戦以来、レヴァンドフスキに複数得点は生まれていない。これはペースが落ちたというより、ロッベンの復帰でリズムが乱れたことが原因となっているのかもしれない。

今やチームの顔はレヴァンドフスキとミュラーになり、ロッベンとリベリはピークが過ぎたように見える。ロッベンの復帰は、チームを悪い方向へと向かわせるのだろうか。

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