テクニックこそ正義! シャビが考える最高のイングランド人選手とは?

フィジカルゲームを好まないシャビが選んだのは……

バルセロナの心臓とも呼ばれたMFシャビ・エルナンデスは、とにかくボールテクニックに優れた選手を好む。世界一巧みにボールを扱うバルセロナならではの発想で、シャビはあまりフィジカルゲームを好んでいない。そんなシャビがイングランド人選手で最も優れた選手を挙げた。

英紙『デイリー・メール』によると、シャビが挙げたのはアーセナルMFジャック・ウィルシャーだ。シャビは2011年にチャンピオンズリーグで対戦した時の衝撃が忘れられないと語っており、イングランドから出てきた若い才能に驚いたと語っている。

「彼は2011年に僕たちに対して素晴らしいプレイを見せた。当時彼は20歳か21歳だったと思うけど、それを忘れないようにしないとね。ただ、彼が過去2年間に何度も怪我をしているのは残念だよ。彼が継続性を手にした時、アーセナルとイングランド代表で違いを作ることができる。彼は他のイングランド人選手とは異なるタイプだ。彼はフィジカルタイプの選手を養う環境で育ったにも関わらず、イングランド人選手ではないように思える」
確かにウィルシャーがバルサ戦で見せたパフォーマンスは圧巻で、今でも当時ほどのプレイを見た記憶はない。バルサのプレッシャーにチームメイトが怯む中、ウィルシャーは攻撃的にパスを繋ぎ、何度も味方とのワンツーでバルサの守備陣を慌てさせていた。いかにもシャビが好みそうなテクニシャンで、ボールを扱うことにおいてはイングランド人選手の中でもトップレベルのものを持っている。

しかしこれまで何度も負傷に悩まされており、同メディアによるとウィルシャーは2009年10月から細かい負傷も合わせて13度離脱している。シャビの指摘通り負傷が減ればクラブでも代表でも絶対的なタレントになる素質を持っているだけに、実にもったいない。ウィルシャーは順調に回復へ向かっていると強調しているが、やはり1度負傷すると負傷前の状態に戻るのは難しい。シャビもボールから離れるべきではないと語っているが、少なくとも1シーズンは離脱せずにプレイを続けたいところだ。

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